重量物工事は、大型機械の設置や工場設備の据付など、高度な技術と細心の注意を要する専門工事です。北陸地方の厳しい環境下でも安全かつ確実な施工を実現するため、徹底した安全管理が求められています。
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富山県富山市に本社を置く株式会社大一建鉄工業は、富山・福井・石川の北陸三県で重量物工事・鍛冶工事・鳶工事・電気工事・機械メンテナンス工事を手がける専門企業です。長年の経験と実績を通じて培った安全管理のノウハウを基に、事故防止のための具体的な対策をご紹介します。
重量物工事における安全対策の重要性

重量物工事では、大型クレーンや特殊な運搬機器を使用して、数トンから数十トンの重量物を取り扱います。この作業特性により、一度事故が発生すると重大な人身事故や設備損害につながる危険性が高く、徹底した安全対策が不可欠です。
建設業の労働災害発生状況
厚生労働省の統計によると、令和5年の建設業における労働災害は深刻な状況です。建設業全体では死亡災害が281件発生し、全業種の死亡災害の約36%を占めています。特に墜落・転落災害が116件と最も多く、次いで建設機械等による災害が続いています。
重量物工事で起こりやすい事故の種類
重量物工事では、以下のような特徴的な事故リスクが存在します。
クレーン転倒事故
原因:地盤の軟弱化や積載荷重の超過により発生
結果:クレーンの転倒により作業員の死傷や周辺設備の損壊
吊荷落下事故
原因:吊り具の選定ミスやワイヤーロープの損傷
結果:重量物の落下による作業員の死傷や設備の破損
挟まれ・巻き込まれ
原因:重量物の移動時や据付作業中の作業員配置不適切
結果:作業員が重量物と構造物の間に挟まれる事故
重量物工事の安全対策5選
重量物工事の安全を確保するため、以下の5つの対策を確実に実施することが重要です。
1. 作業計画の徹底策定
重量物工事の成功と安全確保の鍵は、綿密な作業計画の策定にあります。計画段階で以下の項目を詳細に検討し、文書化することが必要です。
重量物の重量・寸法・重心位置の正確な把握、使用クレーンの能力確認、作業手順の詳細な策定、緊急時対応計画の作成が必須です。これらの情報を全作業員に共有し、作業開始前に必ずKY(危険予知)活動を実施しましょう。
2. クレーン作業の安全管理
クレーン作業では、定格荷重の遵守と適切な作業半径の維持が基本となります。作業前点検では、ワイヤーロープの損傷確認、フックやシャックルの状態確認、安全装置の動作確認を徹底します。
3. 地盤・作業床の安全確保
重量物工事では、クレーンの設置地盤の支持力が極めて重要です。軟弱地盤では敷鉄板やクレーンマットを使用し、地盤の沈下や不同沈下を防止します。北陸地方では、雪解け時期の地盤軟化に特に注意が必要です。
4. 作業員の安全教育・訓練
重量物工事に従事する全作業員に対し、定期的な安全教育と技能訓練を実施します。クレーン運転士、玉掛け作業者、合図者のそれぞれが適切な資格を有し、連携作業の重要性を理解することが必要です。
5. 安全設備・保護具の完備
作業現場では、立入禁止区域の設定、誘導員の配置、適切な個人保護具の着用を徹底します。ヘルメット、安全帯、安全靴の着用はもちろん、作業内容に応じて保護メガネや手袋の使用も必要です。
北陸地方特有の安全対策
富山県、福井県、石川県などの北陸地方では、豪雪地帯特有の気象条件を考慮した安全対策が必要です。
冬季の重量物工事では、積雪による視界不良、氷結による滑りやすい作業面、低温による機械の動作不良などのリスクが増大します。除雪作業の徹底、滑り止め対策、機械の予熱運転などの対策が重要です。
また、春季の雪解け時期には地盤の軟化が進みやすく、クレーンの沈下リスクが高まります。この時期の作業では、地盤調査の実施と適切な地盤改良工事が不可欠です。
富山湾沿岸部の工事では、強い海風による風速の変化に注意が必要です。風速10m/s以上での作業は危険であり、気象情報を常時監視しながら作業の中断判断を行います。
安全第一の重量物工事を
重量物工事における安全対策は、単なる規則の遵守ではなく、作業員の生命と企業の信頼を守る重要な取り組みです。株式会社大一建鉄工業では、これらの安全対策を徹底し、北陸三県での安全で確実な重量物工事を提供しています。
綿密な作業計画の策定から、クレーン作業の安全管理、地盤対策、作業員教育、安全設備の完備まで、5つの基本対策を確実に実施することで、事故のない安全な現場を実現できます。
重量物工事をご検討の際は、豊富な経験と確かな技術力を持つ専門業者への依頼をお勧めします。安全第一の施工により、お客様の大切な設備を確実に設置いたします。







